楽園追放ミタ。iTunesで見た。散々まわりにコレ良作だと言いふらしておきながら、今更でサーセン。一言で書くなら、オワリ間際に涙が出た。くそ。やられた。
 キレイな作品だなぁと。ハリウッド映画と違ってアニメだからできる表現や。どーしても役者使うと汗臭さとか血泥くささが出るからなぁ。機器類の油くささとかもイランっちゃイランのよね。実写だと油くささとか汚さないと雰囲気でないからしゃーない、パシフィックリムは開き直ってそっちに重きを置いてたけれど、まぁ対極の表現ということで。
 SF!SF!SF!ってやっといて、タチコマがしゃべったときにズガーーーンときた、やられた。くそ、こう来たか。
 AIがしゃべってハッキング・・・・・ん?あれ、君、フラットライン・・・・・ニューロマンサー・・・・。・・・フラットライン!フラットラインじゃないか!なつかしいなぁ!
 あのしぐさは外人が見たらカラテチョップにしか見えないだろう。
 最後あかん、涙、出るわ。スッキリ見れる。王道でいいんや、変なひねり入れなくても、このお話が書きたい!!!でいいんや。・・・・実力があればな。
 なんかロボの武器の振りがザクっぽいなぁって思ったらスタッフロールに板野一郎。こないだ庵野監督がニコ生ですげーこの人についてしゃべりまくってたね、納得。
 わたくし的に一番の見所は、うどんのようなもの食ってるときに七味とうがらしを振ったら、ナンダこのウマイものは!!!って顔するとこか


 本当に綺麗でキレイなSFだった。誰にでもお勧めできる。(ニヤっとするえぐみとかハラの底でウハって思うような方向性ではなかった)。いいんじゃないかな、キレイな作品。それでも工学系の人間は打ち上げシーンは感動する。性癖とか理系の根っこの部分みたいなもんだから仕方ないよ。主人公の声優がどうしても評判になるけれども、フロンティアセッターのしゃべりと身振りが独壇場な作品だった。あとカウボーイビバップ似のオッサンの細かいしぐさがやられた、ってかんじだた。カコイイよ。
 そりゃヲタの心に響くよ、ただひたすら自分が目指したいべきところに向かうさみしさってものを一切そういう言葉を使わずに表現してるんだもの、モノを書いたり貪るように知識をかき集めたりデータ漁ったり何かにのめり込んだりする人ほと刺さるだろ、この作品。