ハイ・ライズ ヨンダ

 映画ミテから原作ヨンダ。映画はイギリス的だなーと思ったけど、文章だとあんま感じなかったのは、ジェレミー様のおかげなんだろうか。映画版より登場人物が多くてイベントも多いヨ。
 読書感想文は読書量が少ないのがバレてしまうので、タグは付けぬ。


 タワーマンションを舞台いした1人称視点での狂気の感触と動物の描写の対比がスゴイ。時折でてくる外界の描写とペットの存在がアライメントをとりなおしてる感じ。文章がキレイだからグロ表現もあんまきつく感じないのが大作を何本も描いてる作者の力なんでしょうか。
 本当にこれは40年近く前の作品なんだろうか。オーバーテクノロジー的なSFではない。映画版だとそういう雰囲気がチョットあったけど。主要人物以外の描写が職業名くらいしかなく、バッサリいっとる。このバランス感覚もすごいなー。

 映画の入場特典のポストカード、誰得なんやこれは。


 感想文書きながら気が付いたけど、あー、クトゥルフに感触が似てる。文章スッキリさせたクトゥルフ(ラヴクラフトが書いたやつ)みたいなかんじだった。


 UCの感想文は、もっかい見てからにしよう。