かぐやひめ見てきた。本当に、かぐやひめ。それ以外の何者でもなかった。なんでこれをゲドとかハウルでやってくれなかったのか。
 話は本当にかぐや姫。むかしむかしあるところに竹取の翁といものありけり、のあれ。割と平坦な展開が2時間半。古文読んでるそのままの展開と印象。
 冒頭部分からアニメーションの出来がやばかった。これが30分のコンテに5年かかった出来か、すげー、まじすげー。水彩塗りっぽい絵がテケテケ動く、スゴイ。走るモーションとか鳥肌が立つ。布のはためきとかやばい。背景の影がスゴイ。どのシーンも1枚絵で眺めてられるぞ。
 でも かぐやひめ だった。他のなにものでもない。
 鈴木敏夫プロデューサーによると「『風立ちぬ』と『かぐや姫の物語』を合わせて、日本映画100本分ぐらいの予算を使い切った」だそーで。


 野山のシーンが木とか枝だけで何の木かワカルくらい描写すごいんだけど、全然土臭くない。葉っぱの匂いとか全然ない。風立ちぬの時も思ったんだけど、ジブリはそのへんの描写は一切しないのかなと思いました。ひたすらキレイな作品。いやそれはそれでいいと思う。戦時の話でもキレイな描写だけの作品でもいいんだよ。ホタルの墓(当時となりのトトロと同時上映だったんですよ・・・・)のトラウマは・・・・ね、もうね、、、


もう辞めさせてくれッ!『かぐや姫の物語』はこんなに凄まじい現場で作られ
ていた - 1年で365本ひたすら映画を観まくる日記 (id:type-r / @hitasuraeiga) http://d.hatena.ne.jp/type-r/20140118#p1
制作秘話の映画公開したほーが面白いンジャナイカナ・・・・


 追記;上映中、客は私ともう一人だけだった。・・・・平日だしな。ホビットんときは5人いたんだけどなー。